web集客の種類は?webメディア知っておきたい知識!

webメディアを運用して集客したいけど、どの方法で集客すればいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
また、すでにwebメディアを運用しているけど、思うように結果が出ず、これからどうすればよいか悩んでいる人もいるでしょう。
web集客にも、いくつかの種類があります。
成功させるためには、自分達に合う方法を選ぶことが大切です。
今回は、web集客を始めるにあたり知っておきたい「web集客の種類」について解説していきます。
これから始めるべきweb集客の方法がはっきりすると思いますので、ぜひ参考にしてください。

web集客とは?

web集客とはweb媒体、いわゆるインターネットを使ってお客を集める集客方法です。
web集客には、看板やポスティングなどの「オフライン広告」よりもコストを抑えられるだけでなく、今までリーチできなかった層へ広く発信することができるメリットがあります。
また、直接購買につながるお客だけでなく、見込み顧客の集客や、顧客データの収集、意識調査などにも役立つでしょう。
2020年に新型コロナウイルスが流行したことで新しい生活様式が広まったこともあり、今までweb集客に興味がなかった企業も重要性を感じるようになってきました。
web集客と聞くと「TwitterとかInstagramでしょ」と言う人もいるかもしれませんが、web集客にもさまざまな種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるのです。
自分たちがどのように集客したいか、リソースがどれくらいあるのかによって、適したweb集客の種類も変わってきますので、正しく理解しておく必要があります。

web集客の種類とそれぞれのメリット・デメリット

web集客には、無料と有料の手段がありますが、大きく以下の4種類に分けられます。

オーガニック流入(自然検索流入)による集客

オーガニック流入とは、検索エンジン(Google検索、yahoo検索、Bing検索、Baidu検索など)を使って検索した結果をクリック・タップして訪問してきた顧客(ユーザー)のことです。
自社サイトやブログ、オウンドメディアなどが、特定のキーワードで検索上位に表示されると流入数が増えるため、集客効果も上がります。
このような検索エンジンで上位に表示されるように対策して集客することを「SEO対策(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)と言います。
先ほど、いくつか検索エンジンを上げましたが、現在圧倒的シェアを誇っているのはGoogle検索です。
日本ではGoogle検索の次にユーザー数が多いyahoo検索も、全く同じではありませんがGoogleのアルゴリズムを利用しています。
そういった意味では、SEO対策=Google対策と言っても間違いではないでしょう。
かつては、キーワードをたくさん散りばめたり、被リンクを獲得することが有力なSEO対策でした。
しかし、現在は「ユーザーの満足度」が高いコンテンツが評価されています。
オーガニック流入による集客率を高めるには、ECサイト、コーポレートサイト、オウンドメディアなど、種類に限らず良質なコンテンツの作成が必須です。
オーガニック流入による集客のメリット・デメリットは以下の通りです。

オーガニック流入による集客のメリット

  • 低予算でも大きな集客力を発揮する可能性がある
  • 確度の高いユーザー・顧客を集められる
  • 集客力が高い。より広い層から集客できる
  • ブランド力を高め、会社の資産を作ることができる
  • 長期的な集客効果が見込める

オーガニック流入による集客のデメリット

  • 期待した効果が確実に出せるとは限らない
  • 結果が出るまでに時間がかかる
  • 集まってほしくない顧客・ユーザーが集まってくることもある

有料検索流入による集客

オーガニック検索は広告費とは関係なく、ユーザーの検索傾向をもとにGoogle独自のアルゴリズムで順位付けをします。
対して、有料検索は一定の広告費を支払うことで、検索画面の上部や右側の「目立つところ」に表示してもらう集客方法です。
このシステムは、リスティング広告(検索連動型広告)といいます。
コストはかかりますが検索ページの目立つところに表示されるので、確実にユーザーの目を引くことができます。
「Ad」「広告」マークがでるので、広告ということはわかってしまいますが、認知度は上がりますし、使い方によっては大きな集客効果を上げることができるでしょう。

有料検索流入による集客のメリット

  • 確実に目立つ位置に掲載できる
  • 即効性が高い
  • 狙ったキーワードで集客できる
  • キーワード設定の自由度が高い
  • クリックされなければコストがかからない

有料検索流入による集客のデメリット

  • ブランディングや資産にならない
  • 広告を嫌うユーザーが離れることがある
  • 広告運用に手間がかかる
  • 集まったユーザーの質が低いことが多い
  • 広告を止めると集客も止まるので広告に頼りがちになる

SNS流入による集客

SNSとはSocial Networking Service(ソーシャル ネットワーク サービス)のことで、日本でもユーザーが年々増加傾向にある集客コンテンツです。
日本では、LINE、Twitter、Instagram、You Tube、Facebook、Tik Tokなどの利用者が多く、一般企業はもちろん、自治体などでも利用されています。
ユーザーに自社の商品を無料で宣伝できるだけでなく、有益な情報を発信して「ファン」を増やすことができれば、より強い結び付きを持つ顧客を獲得できます。
一旦「バズれ」ば世界中に広まることもあるため、想像以上の集客ができることもありますが、「炎上」すれば回避しきれない負債を背負ってしまいかねません。
ただし、若い世代はSNS検索で情報を集めることが多く、最近はシニア層の利用者も増えてきているので、web集客のツールとしては無視できないでしょう。

SNS流入による集客のメリット

  • 無料で開始、運用ができる
  • 確度の高いユーザーにリーチしやすい
  • 他の集客方法ではリーチできない層にアプローチできる
  • ブランド力を高められる
  • 顧客とコミュニケーションがとれる
  • 当たると大きな収益が見込める

SNS流入による集客のデメリット

  • 使いこなすために時間と知識が必要
  • 結果が出るのに時間がかかることが多い
  • 継続的な更新が必要なため手間がかかる
  • 効果が短期的
  • 致命的な炎上リスクが起こる可能性がある
  • アカウントが利用停止になることがある

web広告による集客

web広告には、ディスプレイ広告、ネイティブ広告、アフィリエイト広告、SNS広告、動画広告、メール広告などがあります。
先ほど挙げたリスティング広告もweb広告の一種ではありますが、少し性質が違うため別で紹介しました。
それぞれ特徴があり、メリット・デメリットも違いますが、どれも運用が難しくコストがかかることが特徴です。
webユーザーの多くは広告を嫌う傾向があるため、うまく広告を出さないとマイナスイメージを植え付けてしまうリスクもあります。
大きな結果を生み出すこともありますが、それ相応のコストとリスクがあるということは理解しておきましょう。

最初に始めるならどの種類のweb集客がおすすめ?

WEB集客には、どの種類にもメリットとデメリットがあるため、どれがおすすめと簡単に断言することはできません。
人的リソースと経済的リソースが十分にあるのであれば、役割分担をしながら全て始めてみても良いですし、全て外注してプロに任せるのも手でしょう。
しかし、企業規模に限らず、web集客の担当が1人もしくは数人で、予算も限られているというところも少なくありません。
もし、web集客に慣れておらず、人手も少なく予算もあまり確保できないというのであれば、まずはオウンドメディアでSEO対策を始めることをおすすめします。
先ほども説明しましたが、SEO対策は効果が出るのに時間がかかりはしますが、低予算で大きな結果を出せる可能性があるweb集客です。
企業価値やブランド力を高めることもでき、長期的な効果も期待できるため、行ってきた施策が後々活きてくることも少なくありません。
また、オウンドメディアは自由度が高いSEO対策ができる上に、企業情報や自社商品の情報を自由に発信をすることもできます。
オウンドメディアを通じて企業や商品がメディアから注目され、さらに認知度が上がったという事例も少なくありません。
そして、オウンドメディアを運用しながら、リンクした情報をSNSで発信したり、メディア自体のweb広告を出したりすれば、相乗効果で集客率がさらにアップします。
Google Analyticsで流入チャネルを解析すればユーザーの動向も探れるので、より細やかな集客プランが立てられるようになるため、より正確で大きな集客が狙えるでしょう。

オウンドメディアに予備知識は必要?

オウンドメディアは低予算で始められる便利なweb集客ではありますが、予備知識無しで運用するのは難しいでしょう。
ドメイン契約、ドメイン設定、サーバー導入、サーバー設定、WordPressなどのCMSの導入、テーマ設定など、始める前にもさまざまな準備が必要です。
また、どのキーワードを狙うかを決めるのも集客の上では重要になってきます。
オウンドメディアを成功させるには、ターゲット層を洗い出し、適切なキーワードを設定する必要があります。
そこから、どのようなテーマの記事をどのくらいの数作成し、どのように結びつけていくのかというプランニングも必要です。
Googleのアルゴリズムの進化は凄まじく、SEO対策は年々難しくなってきるのが現状です。
書籍やネットの情報で学習もできますが、より効率よく成果を出すには専門家の知識が必要になってくるでしょう。
web領域に自信がない、慣れていない、SEOのことがよくわからないという人は、プロに相談してみることをおすすめします。

まとめ

  • web集客はインターネットを使うことで低コストで集客できる
  • web集客をすることで、今までリーチできなかった層にアプローチできる
  • 新しい生活様式が広まったことでweb集客の必要性も高まっている
  • web集客の主な種類はオーガニック流入、有料検索流入、SNS流入、web広告
  • 初めてでリソースが限られているならオウンドメディアによるSEO対策がおすすめ
  • SEO対策には予備知識が必要。できればプロに相談を

web集客を始めるにあたり、どの種類を選択すればいいかは、企業規模や予算、人材リソースによって変わってきます。
また、どのくらいの期間で結果を出したいか、どの層にアプローチしたいか、直接購買以外の目的があるかどうかも関わってくるでしょう。
web領域に慣れていない人や自信がない人は、まずはオウンドメディアから始めることをおすすめしますが、オウンドメディアを成功させるには適切なプランが必要です。
どの部分を外注するかも含めて、一度プロに相談してみましょう。