検索順位別クリック率は?検索1位はどのくらいクリックされるの?
アクセス数を稼ぐのに重要なのは検索結果の順位だけではありません。検索上位に表示することができても、クリック率が低ければアクセス数を稼ぐことはできません。クイック率はSEO対策やネット広告を出稿するときの目安にもなる数字です。そのためクリック率とは何か、しっかり学んで知っておくことが大切です。今回はクリック率の重要性や確認方法について解説します。
Contents
クリック率(CTR)って何?
クリック率(CTR)とはClidk Through Rateの略で、広告のクリック数を表示回数で割った値です。
クリック数÷表示回数=クリック率 |
表示回数に対して、クリック数が多ければ多いほどクリック率は上がります。
クリック率が高い広告は、ユーザーにとって有益で高い情報であるという意味になります。
使用することで成果をあげている広告や、改善するべき広告を測ることができます。
そのほかにもリスティング、キーワードを判別することができます。
また、クリック率を知ることで、広告に対する興味や関心を持って情報にアクセスした人がどれくらいいるのかが分かります。
Webに携わっていると必ず使われるものなので、覚えておくと便利でしょう。
検索順位1位のクリック率は約30%
クリック率が高ければ、自分サイトがクリックされている、注目されていることが一目で分かります。
一般的なクリック率の平均値は1%程度と言われていますが、SISTRIX社の2020年7月の検索順位別クリック率データでは検索結果1位のクリック率は約30%と高い傾向にあります。
しかし、平均値というのはあくまでも目安であり、業界や広告の種類によって変わります。
なので、WEBサイトや広告ごとに目標値の設定を変えていきましょう。
そして、クリック率を上げるための戦略を考え、徐々に目標値を上げていき、集客を図りましょう。
クリック率は広告のランクを位置づける要素の1つでもあるため、非常に重要な存在です。
そのため、傾向を押さえ、クリック率が低かった場合は対策を練る必要があります。
検索順位のクリック率の傾向
それでは実際に検索順位とクリック率の関係を踏まえ、傾向を見ていきましょう。
SISTRIX社の2020年7月の検索順位別クリック率データでは概ねこのようになっています。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11.0% |
4位 | 8.0% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4.0% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
こうして見ると1位、2位、3位が突出して高く、4位以降は大差ありません。
1位~3位に入ることの重要性が見て取れます。
検索エンジンの検索結果では、検索順位によってクリック率の高さが変動していることが分かります。
このように検索順位が高いとクリック率も高くなり、逆に低いとクリック率も低くなってきます。
つまり、検索順位とクリック率の関係は比例関係にあたるといっていいでしょう。
この傾向は日本でも海外でも同じような推移が見られます。
しかも驚くことに、ネット上の何百万とあるデータでも全て似たような傾向が見られるのです。
クリック率(CTR)の確認方法
クリック率は、Google Search Consoleを用いて確認することができます。
主な手順を以下に紹介します。
- Google Search Consoleへログインする
- 左に見える「検索パフォーマンス」をクリックする
- 検索トラフィックの項目の中の「検索アナリティクス」を見る
- 各ページのクリック率とクリック回数、表示回数と検索順位が閲覧できる
さらに検索アナリティクスのページの上部にあるボックスにチェックを入れることで、自分の知りたい情報を見ることができます。
そのほかにもキーワードやURLなどの6つの項目を指定してデータを見ることができます。
指定することで検索の見え方が変わってきます。
クリック率(CTR)に影響する要素について
ではクリック率にはどのようなことが影響してくるのでしょうか。
クリック率には以下の3つの要素が関わってきます。
- titleタグの内容
- description(説明文)タグの内容
- 検索順位
特にtitleタグとdescriptionタグは検索結果に表示されるため、改善の際に見直すことが重要になってきます。
titleタグの内容
titleタグというのは、ページのタイトルのことを指します。
検索結果やブラウザのタブに表示されるため、ページの顔とも言えます。
文字制限が厳しいため簡潔に記事の要点を絞り、適したタイトルをつけることが重要です。
ユーザーの興味を引くために上位サイトを参考にして魅力的なタイトルをつけましょう。
タイトルは検索エンジンの評価項目にもなるので、魅力的かつユーザーが分かりやすい適切なタイトルをつけることが大切です。
descriptionタグの内容
descriptionタグは、検索結果のページ説明文の表示です。
このタグに記述された内容は、検索結果のWEBサイトのタイトルのすぐ下に表示され、大まかな内容や概要がこのタグで推測できます。
そのため、検索結果のクリック率に大きな影響を与えます。
検索エンジンの評価には大きく影響されませんが、検索結果に大きく表示されるため、クリック率への影響がダイレクトに出ます。
ユーザーが混乱しない程度に要素を取り込み、個性的な文言にすることで他サイトとの差別化を図ることがポイントです。
検索順位
検索順位はコントロールが難しいとされています。
その理由は主導権を握っているのは検索エンジンであり、自身の手で順位を変えることは出来ません。
自分でコントロールできるtitleタグとdescriptionタグの要素とは異なってくるわけです。
また、クリック率は分野やキーワードによって数値にばらつきが見られます。
検索順位に対するクリック率も、分野やキーワードによって変動するということも、コントロールの難しい点の1つでもあります。
クリック率が低い場合は改善する箇所を見つけよう
Google Search Consoleではクイック率が低かった場合に、どこを改善するべきかなどの改善要素を見つけることができます。
さらに項目ごとに表示してくれるので改善点をピンポイントで発見することができます。
クリック率を改善するためには3つのポイントがあります。
- SEO対策をすること
- タイトルとディスクリプションを見直すこと
- Google Search Consoleを上手く活用すること
検索順位とクリック率には関係性があり、クリック率を向上させるためにはSEOに強いコンテンツ作りが必要になってきます。
Google Search Consoleで検索の見え方を知ることで現状を把握することができ、弱みや強みを理解することができるので、クリック率の改善にも繋がってきます。
HTMLの改善項目を参考にtitleタグとdescriptionタグのヒントを得ながら改善していきましょう。
まとめ
クリック率が高いほど、その記事が注目されているという証になります。
以下にクリック率を上げるためのポイントをまとめました。
クイック率に影響するのは
- titleタグの内容
- descriptionタグの内容
- 検索順位
クイック率の改善ポイントは
- SEO(検索エンジン最適化)対策
- タイトルとディスクリプション(検索結果のページ説明文)の見直し
- Google Search Consoleの活用
そのコンテンツに適した内容を簡潔に、少しひねりを入れることで他サイトとの差別化を図ることが大切です。