無料で出来るSEO対策は?便利な無料ツールも紹介!

「SEOは難しいしお金がかかる」などの面倒な印象もあるため、対策をとまどいがちですよね。今回はそのような方に向けて、無料で出来る対策方法や、初心者でも使える無料のSEOツールをおすすめします。うまく活用すれば、あなたのサイトも検索上位の常連となるのでぜひ参考にしてください。

無料でSEO対策するにはキーワードが重要

検索エンジンで調べ物をする際、ほとんどのユーザーは信ぴょう性が高そうな「検索結果1ページ目」を上から閲覧します。

上位に掲載されていなければ、ご自身のサイトはターゲットのユーザーにほとんど発見されません。

無料で検索上位に表示させるには、ライバルの少なさそうなキーワードを選び、通常の検索結果からのアクセス数を伸ばすことが大切です。

ターゲットのキーワードを絞り込む

キーワードを選定する際に漠然とした単語を選びがちですが、最も重要な点はユーザーの検索意図をいかに想像するかに尽きる、と言っても過言ではありません。

サイトで主要なキーワードと、そのキーワードに関心のあるユーザーが検索するであろう単語を考慮し、需要をマッチさせることが大切です。

単語の候補はGoogleサジェストなどで広げることも可能なので、積極的に調査しましょう。

また、SEOのキーワードは1つのページに対して1単語が基本です。

様々なキーワードを強引に詰め込んでしまうとかえってテーマが曖昧となるため、どの単語に対しても検索順位アップの可能性が薄い結果となってしまいます。

キーワード選びの基準

ライバルの少なそうなキーワードを選ぶといえども、検索数が全くないようなキーワードは誰にも需要がありません。

しかし「SEO」「プログラミング」など、1単語のみのキーワードでは競合サイトがあまりにも多く、ご自身のサイトを検索上位に表示させるには非常に困難です。

「プログラミング」だけのキーワードよりも「プログラミング  初心者」など、サイトのテーマと繋がりのある複数のキーワードや検索数、競合性まで検討すると効果的でしょう。

「キーワード難易度チェックツール」が便利

キーワードを選定するには、無料の「キーワード難易度チェックツール」が便利です。

サイトのテーマを示す語句を入力すると、候補キーワード・月間検索予測数・SEO難易度が表示され、競合サイトの調査が行えます。(※数値は全て参考値)

キーワードによってデータが十分にない場合は、難易度が表示されません。

検索ボリュームやアクセス予測数も把握できるので、これから施策する際には参考になるでしょう。

タイトルや見出しを見直しSEO対策を行う

タイトルや見出しは、トピックの概要・目次・検索結果などとして表示する大切な役割であり、「hタグ」を使用して構築します。

検索エンジンにウェブページの構造を伝えたり、ユーザーがページを閲覧しやすくしたりするなど、SEO対策にとって重要な「内部対策」にあたります。

タイトルのポイントは、検索エンジンに表われる文字数を考慮して、なるべく先頭にキーワードを入れて端的にまとめましょう。

また、タイトルが整理されると利便性の高いコンテンツに仕上がりやすくなるので、しっかりと順序立てて考えることが肝心です。

コンテンツの品質を上げる

検索エンジンは「コンテンツの質」を評価の対象としているので、ユーザーから有益かつ信頼できるサイトだと判断してもらえることがSEOで重視されます。

高品質なサイトを保つためには専門性の高いコンテンツを制作する必要がありますが、その分野においての深い知識や独自の考察、分析結果などがなくてはなりません。

過剰に専門用語を盛り込まず、理解しやすい言葉で誰もが読みやすい記事を目指しましょう。

まずはユーザー目線に立ち、ユーザーに有益な情報を届けることを第一に考えたサイト作りが大切です。

無料でSEO対策するには被リンク対策も重要

被リンクが多いサイトはGoogleなどの検索エンジンに「ユーザーにとって需要がある」と認識されるため、検索結果の上位に表れやすいです。

また、そのページが多くのユーザーにとって良質なコンテンツと判断されている証拠であり、ドメインパワーが上がると言われています。

Googleがサイトを評価する基準は以下のようになります。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

これらを満たして多くの被リンクを得ることは、SEO対策を無料で実施する上で重要な点です。

無料で使えるSEO対策ツール

SEO対策を外注すると管理の手間は省かれますが、安くても数万円からの初期費用や月額費用が必要です。

出来ることならば出費を抑えて、自身で対策を行いたい方も多いですよね。

ここでは無料で使えるSEOチェックツールをご紹介します。

検索結果の調査やサイトの状態診断、問題発生時の通知などが可能なので、SEO対策に費用をかけたくないという方、サイト制作を開始して間もない方には最適です。

Google Search Console(Google サーチコンソール)

「Google Search Console(Google サーチコンソール)」はGoogleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。

ユーザーが流入するキーワードの確認や、ウェブサイトの表示状態、検索順位、URLに関する検査、ペナルティの把握など、幅広いチェックが可能となります。

様々な項目にてGoogleとウェブサイトの関連性を確認でき、エラー発生を教えてくれる通知は素早い対処・改善のためにも重宝することでしょう。

SEO対策において非常に重要なツールです。

サーチコンソールの導入はサイト改善などに欠かせません。

GRC

「GRC」はGoogle、Yahoo!、Bingそれぞれの自然検索における検索順位を測定し、記録することができるチェックツールです。

サイトのどのページに順位がついているのかを毎日確認できるので、素早い把握・対応が可能であるGRCは、サイト運営において必要不可欠といえます。

無料版は検索順位をチェックできるキーワードが10個のみですが、最初はこちらを試して、検索したいキーワードが増えてきたら有料版に移行すると良いでしょう。

また、PC版とモバイル版は別々のソフトウェアです。

Screaming Frog SEO Spider Tool

「Screaming Frog SEO Spider Tool」はウェブサイトのURLを入力すると、当該サイトの情報を余すところなくチェックして一覧にするツールです。

サイト内における全ページのURLやタイトル、ディスクリプション、hタグ、画像、重複文の有無などが把握可能なので、細かなミスの確認が容易になるでしょう。

構造の規模が大きいと全ての目視は大変であるため、サイト全体のチェックにとても有効なツールです。

無料版は、読み込めるURL数の制限であったり他サービスとの連携ができないので、サーチコンソールなどと連携が必要な場合は有料版の使用をおすすめします。

パワーランクチェックツール

「パワーランクチェックツール」は運営会社であるアクセスジャパンの独自指標により、サイトの強さを表すドメインパワーを測定するためのSEOツールです。

操作方法もシンプルで会員登録も不要となります。

このツールにURLを入力するだけで、パワーランクとドメイン年齢(中古ドメインかどうか)が表示され、数値が高いほど強いサイトと判断されます。

ドメインパワーがGoogleの評価に確実に繋がるとはいえないものの、数値での可視化はサイト強化の判断基準となるので、ぜひ導入しましょう。

CopyContentDetector

「CopyContentDetector」は無料版は4000字まで、サイト内の文章をチェックできるコピペチェックツールです。

使用回数の制限がなく、会員登録も必要ありません。

文章の類似率判定や一致率判定、テキスト判定のチェックが可能で、「コピーの疑い / 要注意 / 良好 」の3段階で表されます。

コピーとして判断されると検索順位にマイナスの影響をを及ぼすので、執筆した記事を確認するためにもぜひ取り入れましょう。

また、自身が書いた記事が転載されていないかのチェックにも有効です。

まとめ

SEOは、費用をかけずに実施できる対策はたくさんあります。

最重要である「ユーザー目線に立つこと」を念頭にコンテンツ全体を強化しつつ、良質な情報提供を怠らないことが重要です。

今回ご紹介したSEO対策ツールは、無料ながらも機能は優れ、初心者でも扱いは難しくありません。

分析・調査を日々繰り返すことで、ご自身のサイトがユーザーから信頼されるものに成長するでしょう。